幻獣辞典

Speculative fiction by ホルヘ・ルイス・ボルヘス

Blurb

『幻獣辞典』はホルヘ・ルイス・ボルヘス、マルガリータ・ゲレロの共著による文学作品。第1版である『Mannal de zoologia fantástica』が1957年発表、第2版『El libro de los seres imaginarios』1967年に続き、1969年版が現在知られているものである。
辞典の名の通り、古今東西の空想の怪物が集められた書物である。しかし、それぞれの伝説と関連する注釈が網の目のように張り巡らされ、ボルヘス独特の幻想的な読み味を生み出している。基本的に各地の神話が主体であるが、中には「カフカの想像した怪物」のようなものも含まれている。そしてまた、ボルヘスにはよくあることだが、おそらく彼自身が「それらしく」創作した幻獣も含まれていると思われている。
版ごとに内容が拡充されており、1969年版では120篇の語りからなる。

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