はらぺこあおむし

Picture book by エリック・カール

Blurb

『はらぺこあおむし』はアメリカの絵本作家エリック・カールが1969年に出版した幼児向け絵本。日本では森比左志訳で偕成社より発売されている。
日曜日の朝に生まれたあおむしが、月曜日にはりんご、火曜日には梨と、いろいろな食べ物を食べながら成長していく。土曜日には食べ過ぎでお腹を壊してしまうが、やがてさなぎになり、最後には美しい蝶へと変身する。鮮やかで大胆な色使いの絵と、シンプルで判りやすいストーリーから世界中で愛読されベストセラーとなった。いわゆる仕掛け絵本で、あおむしが食べた箇所は穴が開いている。この部分は幼児が指を入れても破れにくいように、丈夫な厚紙で作られている。
ジョージ・W・ブッシュ米元大統領が、子供の頃に読んで印象に残った本として、この作品を挙げた。しかし、この作品が最初に出版されたのはブッシュ大統領が大学生の頃だった事から、彼が子供時代にこの本を読んでいなかった事が暴露されてしまった。
なお日本では、「ボードブック版」や「ビッグブック版」が発売されているほか、関連商品として、ランチプレートやマグカップ、お茶碗、スプーン・フォーク、トランプ、ペンスタンドなどが販売されている。さらに、ぬりえ絵本「わたしだけのはらぺこあおむし」も発売されており、当該絵本はカールの説明の横に「色を塗った人」として自分の説明も書ける。
2007年9月現在、日本では通常の絵本版は290万冊、ボードブック版は93万冊が発行されている。

First Published

1969

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